Meta、InstagramにAI生成コンテンツ検出機能を追加 透明性向上へ

Meta、InstagramにAI生成コンテンツ検出機能を追加 透明性向上へ

Meta社は6日、Instagram上でAI生成されたコンテンツを自動検出し、ラベル表示する新機能を発表した。この機能は、生成AIツールで作成された画像や動画を識別し、投稿に「AI生成」のタグを自動的に付与する。同社によると、SNS上でのコンテンツの信頼性と透明性を高めることが目的で、2025年第1四半期中に全ユーザーに展開される予定。

新機能では、画像のメタデータや視覚的特徴を分析してAI生成コンテンツを検出する。MidjourneyやDALL-E、Stable Diffusionなど主要な画像生成AIツールで作成されたコンテンツに対応し、検出精度は95%以上を達成しているという。クリエイターが手動でAI使用を申告することも可能で、虚偽申告には警告や投稿制限などのペナルティが課される。

SNSマーケティング業界では、この動きを「業界の透明性向上に向けた重要な一歩」と評価する声が多い。一方で、AI活用が一般化する中、過度な規制がクリエイティブの自由を制限する懸念も指摘されている。Metaは今後、Facebook、Threads、WhatsAppにも同様の機能を導入する計画で、AI時代のSNSガバナンス強化を加速させる構えだ。

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