Meta社は13日、Instagram向けの新しいAIアシスタント機能を発表した。この機能は、投稿コンテンツの自動生成、最適な投稿時間の提案、ハッシュタグの自動選定など、SNS運用の主要タスクを自動化する。特にビジネスアカウント向けに提供され、AIが過去の投稿パフォーマンスを分析し、エンゲージメント率を最大30%向上させることが期待されている。
新機能には、画像生成AI「Instagram Creator」も含まれ、ユーザーがテキストプロンプトを入力するだけで、ブランドに適した高品質な画像を自動生成できる。また、コメント返信の自動化機能も搭載され、よくある質問に対してAIが適切な返答を生成する。これにより、SNS運用担当者の作業時間を最大50%削減できるとMetaは主張している。
業界関係者は、この動きを「SNSマーケティングの民主化」と評価している。中小企業や個人クリエイターでも、大手企業並みの高度なSNS運用が可能になり、競争環境が大きく変わると予想される。一方で、AIによる自動化が進むことで、人間らしいコミュニケーションが失われるとの懸念も指摘されている。新機能は2025年12月から段階的に展開され、日本では2026年第1四半期に利用可能になる予定だ。